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「房総 眞田(佐奈田)」探求は、先祖供養と埋もれることへのリスクヘッジ [中世の豪族 房総 眞田氏(佐奈田)]

以前、本blogにも書きましたけど、
我々の先祖の探求を何気に暇みて行っている事は
「第三者に自慢する」ためとかいう稚拙で滑稽な意味合いではなく、
ある意味「先祖供養」に近い気持ちです
せっかく史実や口伝が残っているのに、現在に生きる子孫である私達が、
それを「全く知らないでどうするんだ?」というところでしょうか
そんな、親族や一族という単位の人々を主にターゲットにした、
一種のナレッジマネジメント的要素も強いのかもしれません
 
また、「自分とはどこから来たのか? そして何者か? どこに行くのか?」と、
人とはそんなことを探求するのが「性」な生き物でもあるようで、
これらは、ようは私なりの自分自身の探求でもあるとも理解しております

我々の先祖達には、よくある戦国時代や江戸時代の歴史ドラマや、
昨今、戦国時代を題材にしたアニメやゲームで謳われるような華やかさはないかもしれないけど、
逆に煌びやかな武勲と共に一代や二代しか光輝かないそれら歴史上の人物よりは、
色々な意味でとっても人間くさく、近しく、遥かにマシなのかもな、と考えることがよくあります
少なくとも私達の先祖達は遥か昔から様々に分かれ、また繋がり、時には散り、
そして色々と苦労したであろうというのが生々しく伝わってきます
それら先人の生きた時間を深く読むことで、それぞれの時代や社会的な力関係も見えてくるのです
その一族の足跡を追うこと、先祖達の「情報」を追うこととは、
様々な時代における新たな発見は勿論のこと、今の自分自身の生き方を正し、時には戒める意味でも
大変にありがたい「先代からの教え」であるとも思っております

「相模を発祥とし、平安時代末期に房総に土着した佐奈田(眞田)の人々」、
その一連の先祖衆、一族全体の過去の「記憶」、様々な「情報」は、
今この時代に生きている私や、同じ時間を生きる
「顔も知らない、会ったこともない一族」のための大切な宝物、
「今」という時間軸上に残された、私達それぞれの人生のためのトピックパスであります

このような今まで気にもかけなかったこと、知らなかった事を知ることは、
勿論喜びもありますが、同時に背負う物も出てきます
それらを全部ひっくるめての先祖供養、
そして親族、一族らとの情報共有といったところでしょうかね

まぁ基本的に上記のような考え方が常にベースにあるので、
今までも「房総 眞田(佐奈田)」一族の全体を網羅するような書き方で、
それぞれの人物についてはトピックス、もしくは史実の引用などで比較的サラっと書くに留めています
口伝などに関しても、弊害のなさそうなものについては多少書いています
それらを見た人が色々と気付いたり考たりしてくれて、
またいつか自分で深く知ってみようと思ってくれたなら良いのかな?とか・・・
房総に渡った「眞田(佐奈田)」の中でも、その一番古い根っこといわれる私達、南房総の「三原郷の眞田」、
自分はその中の、とある本家筋の出のせいだからか、
この手の事は以外と古風に考えてしまう癖があるのかもしれません、申し訳ないです…

ちなみに所謂「本家」というヤツは色々と損なことが多いのかもしれません
本家は親、当然老いていくものでもあり、やもすると衰退しやすいものであります
時には本家自体が長く生きすぎて、思い出を所々「記憶喪失」することもあります
自分の一連の行為とは、それら病状の「治療」のようなニュアンスで、
史実や口伝を穿(ほじ)りまくり、且つ情報が埋もれることへのリスクヘッジとして、
顔も会わせた事もない同族に向け、宛てのない情報発信及び拡散を、
無意識のうちにお願しているのかもしれません
そうやって子は親を越え、記憶や伝承を未来に繋げていくものですが、、
まぁそうはいっても「親」だってやはり出来る限り長く生きたいですけどねw

三浦党の眞田(佐奈田)の皆様、
過去を背負い、未来を見据え、共に現在を力強く生きていきましょうw


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