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【大多喜町の里山膳】猪肉の十六丼 まだ発展途上な感じだけど、ホンでもかなりうめぇっぺよ~(´∀`) [房総グルメ 料理 食]

アクの少ないタケノコに始まり、現在では、生ゆばやお蕎麦、川魚、
そしてイノシシやシカを使った丼物やカレー・・・

最近、大多喜がスゲーです
「地産地消」をキャッチフレーズに、「食」を売りにしはじめてますね~

まぁこの町に住んでた子供の頃は、
当たり前ですが大多喜界隈の食材を普通に食べてて、、
変な話、18歳になり東京に出てきてから、その東京の食べ物の味のまずさにしばしば閉口し、
はじめて大多喜の食べ物が非常においしかったんだと気付きました

あのまま大多喜にずっと住んでいたら、きっと今でもこの町の食べ物の味の良さ、
そして豊かさには気付かなかったんじゃないかと思います

この町は山や川などの自然が豊かで、、
わかりやすく言うと、昔ながらの日本の里山の風景がここにはあるのです
その豊かな自然が生んだ味なのでしょうね
優しくもあり、懐かしくもある、心にも体にも馴染む味のように思います
自分の育った町だという思い入れを抜きにしても、
十分お薦めできるモノがここにはあります

上記のイノシシやシカもそう、
車で大多喜の林道を走ってるとき、崖から飛び降りてくるシカの大群に遭遇し、
危うく撥ねそうになりフルブレーキ踏んだ事もありますし、
ついこの前などは、国道上で2m近いイノシシが車に轢かれてお亡くなりになってましたし、、
ここいらにはイノシシやシカは昔からいて、どっちかというと増えてます
最近は農業への影響から害獣として狩られたものが食肉として出回るようになりました
シカやイノシシはマジうんまいっすよ~
ちなみに大多喜の山の中には、日本の野生動物の熊と日本オオカミ以外(?)、ほぼ全てがいるようです
自分は見たことはありませんが、大多喜にはキツネも生息しているということです

そんな中で昨今沸き上がった「大多喜 里山膳」
非常にナイスな展開かと思われます d(´∀`)b

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http://www.otaki.or.jp/satoyamazen/

そんな気になる「大多喜 里山膳」を、
この前の日曜、亡くなった幼馴染のお父さんの仏壇に、
お線香をあげにいったついでで食ってきました~

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行ったお店は、大多喜駅前の「番所」、
自分が子供の頃は、ここは実家の近所の方が経営する定食屋さんで、
「ナイエン」さんというお店でした
でもお店のご夫婦が歳を召され引退し、その後にタコヤキ屋さんが入りました
そのタコヤキ屋さんが出来た時代には、もう自分は大多喜に居なかったのでよく分かりませんが、
ゴッドマザーの話だと、今の店主さんはそのタコヤキ屋さんなんじゃないかと言ってました
(まぁ年寄りの母の記憶なんでアテにはならないけど・・・w)
であれば、かれこれあそこで最低でも20年ほどはお店を出されているんでしょうね~
そんだけやってれば大したモンだ (´・ω・`)

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で、早速十六丼を・・・
なぜ十六丼というのかというと、、イノシシ→シシ→4×4=16
・・・ということです (ノ∀`)

食べた感想、、うん!フツーにウンマイですw
「丼」というよりはビビンパですね
何より韓国料理のビビンパ風にマジェマジェして食べるのがお店推奨らしいです、
ただビビンパって、ぶっちゃけ日本人の食のマナーからは、実はかなりかけ離れた食べ物で、、
そりゃ~卵かけご飯や納豆かけご飯、とろろ飯などと、
日本人もご飯に何かを載せ、それなりにマジェマジェして食べますが、
基本的にあの食べ方は「行儀のよくないもの」として古くから周知されており、
特にお年を召した方々ほど、あのご飯や具をグチャグチャに混ぜて食べるという行為を敬遠するようです
ま~色んな意見はありますけど、個人的にもビビンパ的な食べ方というのは、
盛りつけ時はともかく、食べる様が生ごみ(失礼!)みたいな感じになっちゃって、、
なんかと~っても有難みが薄れ、せっかくの珍しい食材なのに大変惜しい気がしました ('A`)
また、ビビンパ風に混ぜることが前提なためか、丼なのにご飯は軽く盛られており且つ少なめ、、
丼という「ガッツリ系」イメージで挑むと、多少がっかりします
味に関しては、豚肉より多少臭みの強いイノシシの肉を、
ニンニクやショウガなどで巧く抑え、更にイノシシ肉のうまみが出る味付けでGoodでした
ただこのお肉も薄く、且つ少ないですね~、、
いっそのことイノシシ肉を北海道の豚丼(豚の炙り肉を載せた丼)のようにして、
ご飯が見えないくらい盛りつけ、
丼には大多喜産の甘味の高いコシヒカリをギュっと詰め込んだら、
それだけで大多喜らしい美味しさが演出できるんじゃないかと思いました

そもそもこの「里山膳」とは観光用に作られたものでしょうし、
であれば観光客がまた来た時に、再度食べたくなるような、
思い出深く、そして印象深いモノがいいんじゃないでしょうかね
イノシシの肉のコストが高いのであれば、例えば値段を倍にすればいい
値段が今の倍になっても、大多喜町に興味があって来てくれた観光客なら、
大多喜町を具現化したようなパワフルで生命感に満ち溢れた(?)名物には、
みんなそれなりにお金を出してくれると思います
そしてそれが余所では滅多に食べられないような美味しいものであれば、
再度大多喜に来た際に、ここぞとばかりにまた食べてくれるんじゃないでしょうか
そこまでくると噂が噂を呼び、
最後には「大多喜の猪丼」食べたさにだけにお客さんが訪れるようになると思います
つまり、旅人の楽しみであるご当地グルメという「ご馳走」に、
もっともっと精鋭化・昇華させちゃうのがいいんじゃまいかと・・・
この際、地元のお客さんは無視していいんじゃないでしょうかね
地元は地元の人でしか食べれない美味しいものをいっぱい食べれるんですし
何にせよターゲット(お客さん)のパターン、ジャンル、そしてその動向を考えると、
中途半端が一番いけませぬ

総称として、この十六丼については、
味はいいとして、食べる際の見かけとボリュームには1,100円はちと高いと思いました
そして都会でも余所の町でも、ビビンパ風料理は、特に珍しくもないスタイルなんで、
ビジュアル的にも有難みがあんましありません
ん~、なんというか「大多喜ならでは」という、もっとも重要なスパイスが薄いように思われました(´Д⊂ヽ
そもそも日本の里山風景で、韓流(?)な食べ物は食いたくないですわ~・・・

まぁでもこれからなんでしょうね~、製品としてはまだ余地があり、只今、思考錯誤中、
発展途上なんだろうなぁとも思えました

あくまで個人的な意見ですが、、
自分が思う、美味しいイノシシ丼というのは、
厚めに切ったイノシシ肉にタレつけて炙ったのがタンマリ載ってて、
ドンブリ飯には大多喜産コシヒカリがドーン!
ボリューム&気迫イッパーイ!
・・・な~んてのが、素直な気持ち食べたいです

まぁ猪の肉は豚肉よりも硬いので、肉を厚くする場合、そこは何か下ごしらえが必要でしょうが・・・

でもシツコイですが、値段は倍になっても、それが他にない美味しいモノならば、
ワタスィは食います! (; ・`д・´)、何度でも食います!! (;; ・`д・´)
もちろん観光客の皆さんも、保証は出来ないが、
きっと食べてくれるんじゃまいかと思います (; ・`д・´ ;)
特に旅行にいったときなら、それぐらいの食費はヨユーなモンです!
何より他では味わえない「ご馳走」なんですもん!!

あと、これ書いてて気付いたんですが、房州は基本的に「大盛り」の文化ですよね
房州の親戚や友達の家に遊びにいった際など、
出してくれるご飯やおかずがデフォルトで大盛りじゃありませんか?
食えないぐらいたっくさん出てきませんか?w
小奇麗に盛るのもいいのですが、
土地のウマイ食材が惜しげもなくドカッと盛られてて、
それをガムシャラに「うめーうめー」言いながらバクバク食べるのが、
大多喜も含めた房州の「食」らしさ、アレこそが房州クオリティなんじゃないかとwww
まぁこれは自分だけの幻想なのかもしれませんが。。

あ~エラそうな事をいってすいませんが、、
勝手な意見とは知りつつ、大多喜を知る者として、正直な印象を言わせていただきました
せっかくなら成功して貰いたいんで・・・ (´∀`;)

そして、長南や長柄のアリランラーメン、大多喜イノシシ丼(鹿カレーも善し!)、勝浦タンタン麺との三重奏で、
国道297号線(大多喜街道)を「房州B級グルメロード」と呼ばせようじゃぁ~あ~りませんか!!w

あ、今後機会があったら、他の「里山膳」も食べてみようと思ってます
ガンバレ大多喜! ガンバレ房総!!(゚∀゚)ノシ

そうそう、前にもblogで書きましたが、
大多喜町やその周辺地域は、
昨今各地で問題になっている放射能汚染の影響が、全くありませんでした
ですので自分などは、東関東大震災以降、
これを機に大多喜産のお米(コシヒカリ)をずっと買っております

何にせよ、大多喜の「食」は関東圏なら一押しでお薦めですよ~ん
上記のWEBサイトには出ていませんが、
里の食材ならカエム、蕎麦屋なら「あをい」、和菓子なら「福田屋」と、、
大多喜町にはまだまだおいしいお店がいっぱいあります

ぜひ観光の際など、寄ってみてくださいまし ヽ(゚∀゚)ノ



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