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大多喜城には、傷ついた武者の一団が「出」るといいます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル [中世の豪族 房総 眞田氏(佐奈田)]

大多喜城の駐車場の片隅にある小さな祠、
この界隈には、嵐や霧の深い夜に、傷ついた武者の一団の幽霊が出るそうです
郷土の昔ばなしで現在までも言い伝えられていますし、
昨今でも、たまに「遭遇」した(;・∀・)!?、という話もチラホラ聞きます
そして、その「一団」の中には、ウチの先祖衆もいたのかもしれません
・・・悲しい話です('A`)

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しかし30年ちょい昔、ここは楽しい遊び場でした (´・ω・`)

どれぐらい楽しかったかは、前の日記参照~ (´∀`)

あ~ちなみに、上記の祠を祀るようになってからは、彼らが現れる回数が減ったという事です
でも自分がここいらを遊び場にしてたその昔には、この祠はなかった筈ですが、
当時ここで、そんなオッカンネー武者に会った事はありません
まぁ年中よく遊びに来るんで、自分でも知らないうちに、
案外「皆さん」には顔馴染みになってたのかもですねw
「あぁ~今日もサナダんとこのボンが来たか・・・、ボンはいつも元気で良い子よな~(´∀`)」
「でもここん沼でバクチク遊びはやめてほしいもんだわなぁ~、しかしやたら火薬類持ち歩いてるボンだわ・・・('A`)」
「オイオイ、ボンよ!、その大ナマズをいじめるな!そりゃ~ここん主じゃバカモン-!!(# ゚Д゚)」
みたいな感じでww

・・・・・・あ、
ただそういえば2~3度、、:(;゙゚'ω゚'): (ry

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城山(しろやま)をさまよう武者(むしゃ)の魂(たましい) 



 夜中の十二時過ぎ、大多喜城のふもとにさしかかった。横なぐりに吹いていた風が止んで、霧が濃くなってきた。
人影だ。こんな夜ふけにだれだろう。一人二人いやもっと大勢だ。歩くたびにガシャ、ガシャと金属音がする。思わず車を止めた。 



 一団は道を横切り、やぶの中を城に向かっている。泥に汚れた鎧(よろい)。鎧の紐(ひも)も帷子(かたびら)も切れ兜(かぶと)もかたむいている。武者だ。矢が刺さり血にまみれている。 
何か唱えている。耳をすますが聞き取れない。 
低い声が霧に消えていく。三十人くらいだろうか。道を横切り、霧の中に消えて行った。 
背筋が凍った。夢なのか。あの、鎧を着た武者は何だったのだろう。もしかして幽霊(ゆうれい)か。
あわててエンジンをかけ、車を出した。 



 翌朝、家族に「おれは夢を見たのかな・・・」と昨夜の話をした。
すると、 「夢に決まっているさ」 と笑われた。相手にしてくれなかった。
しかし、今年九十四歳になる爺(じい)さんがおもむろにいった。 
「見たのか・・・今も出るのかな・・・夢じゃねえ。おめが見たのは、むかし戦(いくさ)で死んだ武者たちだ・・・」 
「城山(しろやま)は古戦場(こせんじょう)だ。何百、何千の兵がこの城山で戦った。
そして死んでいった
・・・その死んだ武者の魂(たましい)が今もさまよっている。 
・・・風の吹く夜、雨 の降る夜に城山をさまよい歩くと、昔聞いたことがある・・・。
助けてくれー助けてくれーと叫ぶときもある。
時には、若者が父母を呼ぶ声も聞いたとか・・・。
あまりにふびんなので、まよい歩く武者の魂を鎮(しず)めようと小さな社(やしろ)をつくってから、武者の姿も声もおさまったと思っていたが・・・今もまだ城山には武者の魂がさまよっているのだなあー」 
爺さんは、静かに話してくれた。 
城のふもとの駐車場には、さまよい歩く武者の魂を鎮めるために、小さな社が建っている。 

おしまい

房総レジェンド 戦の話
「城山をさまよう武者の魂」 大多喜町の昔ばなしより転載
http://www.boso-legend.com/story/0023/



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