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お彼岸の墓参り わが家の場合 [中世の豪族 房総 眞田氏(佐奈田)]

皆さん、このお彼岸は、お墓参りに行きましたか?

たまには亡き先人達を思い、お線香を上げにいくのは、
自分を見つめなおす意味でも、大変宜しいことじゃないかと思います

ウチの場合、主なお墓参り先は、以下のMAPの赤丸のところになりますが(実はもっとあるけど 汗)、
このお彼岸では、館山市、南房総市、御宿町、大多喜町のお墓に寄ってきました
ohakamairi-map.jpg

そのうち、南房総市で寄ったお墓とは、、
南房総市(和田町)の現役の親戚の墓はまた今度にして、
実は市指定文化財になってる「祠(ほこら)」に、久しぶりにお参りに行ったというw
その祠、山の斜面に掘られた洞穴の中には「摩崖の五輪塔」が四基ありまして、
つまりこれは、現在でいう「墓」より、一段レイヤーが上の「一族の供養塔」ってヤツなんでしょうかね、
それも鎌倉時代ぐらいの・・
冷静に考えたら、途方もない悠久の彼方の話ですが、
なんでもウチは、ココにそれなりに縁が深いそうでして・・

bousou-sanada-gorinntou.jpg

・・まーでも実際のところ、ここのお寺自体が、既に創建当時の禅宗ではなく、日蓮宗に再建されて久しく、
そして宗派が変わったことで、この摩崖の五輪塔も、梵字部分が削られており、
結果的には、この供養塔に祀られていた遠い先人達の御霊抜きも、執り行われているようでして、、
つまり現在ではウチをはじめ、それぞれの子孫達のお墓に、
その先人達の魂は基本的には移っているんでしょう、
そういった点からは、この「摩崖の五輪塔」の存在とは、
現在ではお墓というよりは「シンボル」的なものですね
「ここに我ら一族は生きた、そして皆と共に栄えた」
その証というか、ちょうど「記念碑のような存在」といったら、
自分の中でのニュアンスが、他者にも伝わりやすいのかもしれません
(※でもまぁ今でもここに何となく先人の「気配」を感じるので、たまに伺ってお線香をあげてるのですが)

「わが家」は、平安時代の終わりの頃という、果てしなく遠い昔に現在の神奈川県平塚市の、
北金目遺跡群や塚越古墳の辺りの「佐奈田/実田/眞田/真田(さなだ)」と呼ばれる地域から、
一族郎党揃って、この南房総の三原郷に引っ越し(?)してきた小豪族の一党、
この祠に祀られた人達の、所謂「末裔」や「子孫」と云われる流れの一つでして、
そして南房総に土着してから850年程の間に・・
と言っても、ウチの場合は、明治・大正時代以降になってから、
主に仕事の都合で三原郷を出て、徐々に移動し、細々と広がり・・、
その結果、今では関係の深い墓や遠縁の墓、絶家した家の墓などが、南房総一帯を中心に点々とあるのです
もちろんわが家の直系の古い墓は、三原郷からの引越と共に、基本的に合祀・移転などをし、
現在、南総の実家のそばのお寺にあるんですが、
このお彼岸の時期は、その実家のお墓参りがてら、
他の縁のある墓も、幾つか一緒に周っているといった状況です
まー、それら縁の遠くなったお墓は、世間様同様、順番に忘れていっちゃえば気楽でいいんでしょうけどね、
色々な深い縁や恩を先人達から聞いちゃってるとねー、なんだか人として知らなかったふりも出来ませんわー
その結果、お参り箇所が増えるといった塩梅です
・・全く損な性分です(;´∀`)
そんなこんなでこのお彼岸は(も?)、この前買い替えたばかりの、ひときわガラが悪い真っ黒のSUVで、
この南房総一帯の、お墓参りのハシゴをしてきたという次第です

あー、(-人-) ムージョージンジン ミーミョーホー ・・ <曹洞宗(禅宗)

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【関連日記】
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【雑談所】やる夫が真田家に生まれたようです 雑談所その10 【2ちゃんねる より抜粋】
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[中世の豪族 房総 眞田氏(佐奈田)]カテゴリ一覧
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